霊に乗り移られて霊感が付いた人の話

皆さんは「幽霊」の存在を信じますか?

 

わたしは生まれてから今まで、一度も幽霊を見たことが無く、心霊体験をしたこともありません。霊感のある友人もいません。そのため、幽霊と聞くと、とても遠い存在に聞こえます。

 

しかし、幽霊が絶対的にいないという証明は未だに出来ていないのです。科学者達は幽霊の存在を信じていないイメージですが、科学で幽霊がいないという証明が出来ないため信じている方が多いのです。

 

そして、世の中には霊が突然見えるようになったという人がいます。そのような人は「なぜ?」、「どうやって」、あの世の世界を見る事が出来るようになったのでしょうか…?

 

幽霊の存在を知らずに生活してきた「わたし」や「あなた」にもいきなり幽霊が見える日が来るのかもしれません…。

 

その一例を紹介します。

 

 登場人物

少年A

好奇心旺盛でクラスの盛り上げ役。とある出来事から「霊に憑かれやすい」体質となり、時々霊が見えたり、霊の声が聞こえるようになった。

 

少年B

少年Aの幼馴染。幼少期から中学を卒業するまで、少年Aと常に一緒に行動するほど仲が良く、大人になっても付き合いのある間柄。

 

少年C、D

少年Aの友人

 

プロローグ

不思議な出来事を境に、霊界と繋がってしまった少年の話。それまでは、霊を見たこともなければ、感じたことも無かった…。

 

軍艦島の修学旅行

 それは小学校の修学旅行で長崎の軍艦島へ行った時のこと。中学生と言えば、好奇心旺盛の時期、少年Aとその友人達は「軍艦島」という少し特別な雰囲気のする島に、面白い体験が出来るのではないかと期待を寄せていた。

 

少年A一行はフェリーで軍艦島に辿り着いた。

 

ここから少年Aと友人達の自由気ままな探検が始まった。

 

軍艦島に上陸して早々、不思議なトンネルを見つけた。小さなトンネル内には土の入った袋や椅子が乱雑に置いてあり、まるでトンネルを塞いでいるようだった。トンネルの一番奥にはフェンスがあり「立ち入り禁止」と書かれた立て札があった。

 

少年Aは面白い場所を見つけたと思い、さっそく仲の良い友人を集めてそのトンネル内で写真を撮った。

 

その後も軍艦島のあちこちを探索したが、特に変わった場所も、変わった体験もしなかった。噂では、幽霊が出ると聞いていたのに、期待外れだった。

 

時間はあっという間に過ぎていき、フェリーで本土に帰る時間が迫っていた。

 

少年Aは、ふと最初に訪れた小さなトンネルを思い出した。最後にあのトンネルをもう一度探検して帰ろうと友人に提案し、トンネルへ向かった。やはり、ここだけ不思議な雰囲気がしている。「立ち入り禁止」という立て札のせいだろうか。

 

「立ち入り禁止…」

 

少年Aはフェンスの向こう側が気になった。乱雑に置かれた物を押しどけてフェンスぎりぎりまで辿り着いた。どうやらフェンスの奥に行くことは不可能のようだ。そこで、少年Aはフェンスの隙間に腕を通し、伸ばせるだけ腕を伸ばして、持っていたスマートフォンで数枚写真を撮った。

 

そして、軍艦島を去る時間となった。

 

少年Aは突然少年Bに「水切りをしよう」と言った。

 

少年Bは、少年Aのいつもの無茶ぶりに慣れていた。まだフェリーの出発までには少しだけ時間があったため承諾した。まずは2人で別々の場所で、水切りに適した平らな石を探す事にした。

 

数分後、少年Aと少年Bは石の見せあいをした。少年Bは水切りに適したとても平らな石を見つけ自信満々だった。少年Aが見せた石は、とても水切りが出来無さそうなゴツゴツとした重たい石だった。少年Bは少し驚いたのと同時に、少年Aは途中で水切りに興味が無くなってしまったのかと残念な気持ちになった。

 

フェリーに乗って本土へ帰っている時に不思議な出来事が起こった。それは、少年Aが軍艦島で水切りの石と持ってきた石が熱くなっていた。少年Aが石の熱さに気が付き、友人達に見せた。最終的には、ポケットに入れていたからだろうと笑い話になったが、少年Bはレンジで温めたような熱さに驚いた。

 

本土に着き、少年Aと友人達は真っ先に仲の良かった保健室の先生を尋ねた。保健室の先生は霊感のある体質で、普段からよく心霊の話をしていた。そして、軍艦島では何も起こらなかったことを報告したかった。

 

保健室の先生を尋ねると、真っ先に少年Aを呼び止めた。先生は少年Aに「少女の幽霊が右足に憑いている」と言った。少年Aと友人達はかなり驚いた。軍艦島で不思議な出来事など何も起こらなかったのに…。

 

そして、少年A達は軍艦島で撮った写真をようやく確認した。すると少年Aが一番最後にフェンスの奥に手を伸ばして撮った写真に少女がハッキリと写っていた。フェンスの奥には人が入れないようになっており、誰もいなかったはずだ…。先生は、「この子で間違いない」と言った。

 

それから少年Aの周りで足を怪我する人が続出した。少年A自身にも大きな変化があった。軍艦島から帰ってからよく不思議な声を聞くようになったり、心霊スポットに行った際は、霊をはっきり見るようになった。

 

一番大きな変化は、少年Aの中から軍艦島に行った時の記憶が消されていたことだった。少年Aはフェリーで軍艦島に行き、一番最初にあのトンネルに行ってからの記憶がほとんど無い…。

 

フィッシャーズ シルク

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